Google「閲覧データ」提供停止へ
2020年1月16日の日本経済新聞の1面トップに「ネット利用者の閲覧データ、グーグル提供取りやめ」の記事が掲載されました。
「Google Chrome」のテクニカルディレクターのJustin Schuhがブログで投稿した内容によるものです。
これは、Web広告やWebマーケティング関係者以外にも「Cookie(クッキー)廃止」という話題で、業界者の間にも今後「ターゲティング広告」はどうなってしまうのか?「ECサイトの色上げが大きく減少するのでは」という疑問が広がっています。
ただ、Googleが突然にCookieを廃止するということではなく、古い仕組みであるCookieに代わって新しい標準の仕組みを作っていこうという呼びかけのようです。
そもそも「Cookie(クッキー)」とは何か?
Cookie(クッキー)とは、ホームページを訪問したユーザーの情報を一時的の保存する仕組み、またはそのデータです。ID、パスワード、メールアドレス、訪問回数などがユーザー情報として保存されます。
これによって再訪問したときにユーザーを特定し、情報を入力する手間が省けるものです。
ショッピングサイトに訪問したとき、すでにログイン状態になっている、以前カートに入れた商品がそのまま残っているのは、Cookie機能がはたらいているからです。
今後は・・。
これらの記事が書かれた背景には、EUの一般データ保護規制や米カルフォルニア州消費者プライバシー法など、各国の個人情報保護についての規制強化の動きがあります。
Googleが提唱するPrivacy Sandboxの詳細については現状では不明な点も多いですが、今後に渡ってCookieから代わるものになっていくのは間違いないでしょう。