Googleコアアップデート2024年8月版 小規模サイトの味方?
グーグルは、コアアップデートの展開を始めたことを日本時間の2024年8月16日に告知しました。
最近のGoogle検索では大手サイトが検索結果の上位を占め、小規模サイトや独立系サイトは不利な傾向が年々強くなっていましたが、今回のアップデートでは、そうした傾向が緩和されることが期待できます。また、「サイトに実行した改善を適切に評価する」とのことである。これまでの大型アップデートの影響により順位が下がっていたサイトは回復を期待でるきかもしれません。
まとめサイトが上位表示されるのを何とかして欲しい
「新潟 ホームページ制作」と検索しても、上位表示されるのは各ホームページ会社の情報をまとめた、まとめサイトがほとんどです。しかもそのようなまとめサイトの情報は、勝手にホームページから情報を抜き取って記事にしているところがほとんどですが、その情報が古く意味をなさないサイトも多いのです。ある意味間違った情報を掲載しています。
なのに上位に表示されているってGoogleさん、大丈夫ですか?
サイト全体の情報量が多いからといって、そのような意図的にSEOを狙ったサイトを上位表示させていいのでしょうか?
今回のアップデートでその辺もメスが入ったらいいとは思いましたが、まだアップデートされてばかりなので、その結果が出るのは1〜2ヶ月後になることでしょう。
そのくらいになったら、どうなっているのかを確かめてみたいと思います。
AI搭載検索エンジンGensparkとは?
Gensparkは、生成AIの技術によって生まれたサービス(まだベータ版)で、従来の検索エンジンとは異なり、ユーザーのクエリに基づいてリアルタイムでカスタムページ(Sparkpages)を生成します。これにより、情報収集と分析にかかる時間を大幅に削減します。
このような、いくつかのホームページを読み込んでまとめてくれるサービスの登場で、これまで何か検索しようとしてGoogleに訪れる人が少なくなるのではないかと考えられています。
そして、実際に詳しく書かれているホームページの方にまで、ユーザーは見に行ってくれない。ということも起き始めるでしょう。
一応、Gensparkはどのホームページから情報を取り込んでいるかは、教えてくれるようになっています。
だとしても、さらに詳しく情報を取りに行こうとするのは、確率的にも低くなるはずです。
実際にGensparkとGoogle検索との違いを「Genspark」に聞いてみました。
GensparkとGoogle検索との違い
GensparkとGoogle検索の違いについて、以下の点で詳しく説明します。
情報の提供方法
- Google: Googleは主にウェブページへのリンクを提供し、ユーザーが自分で情報を探し出す必要があります。検索結果には広告やSEO(検索エンジン最適化)によるバイアスが含まれることが多いです。
- Genspark: GensparkはAIエージェントを使用して、ユーザーのクエリに基づいてリアルタイムでカスタム生成されたページ(Sparkpages)を提供します。これにより、複数の信頼できる情報源からデータを収集し、一つの包括的なページにまとめます。
ユーザビリティとインタラクティブ性
- Google: 基本的に静的な検索結果を提供し、追加の情報が必要な場合は新たなクエリを入力する必要があります。
- Genspark: AIコパイロットが組み込まれており、ユーザーの追加質問に動的に対応します。これにより、インタラクティブで深い情報探索が可能です。
時間効率と意思決定スピード
- Google: 複数のソースを閲覧・比較する必要があり、時間がかかります。
- Genspark: 必要な情報が一箇所に集約されているため、情報収集と分析にかかる時間を大幅に削減できます。迅速な意思決定をサポートします。
情報の質と信頼性
- Google: 検索結果の質はページのSEOや商業的バイアスによって左右されることがあります。
- Genspark: 複数の信頼できる情報源からデータを収集し、AIが統合・分析した包括的な情報を提供します。これにより、信頼性の高い情報に基づいた意思決定が可能です。
具体的な活用シナリオ
- 市場調査: Gensparkはトレンド分析や競合情報の収集に優れています。例えば、「AI技術の製造業への応用トレンドと主要プレイヤー」というクエリを入力すると、最新の市場レポートや業界ニュースなどを統合した包括的な市場概況を提供します。
- クライアントリサーチ: 新規顧客企業名を入力すると、その企業の基本情報や最近のプレスリリースなどが一つのSparkpageにまとめられます。
- 提案資料作成: Gensparkは多角的な情報に基づく説得力のある提案資料を効率的に作成することが可能です。
以上のように、GensparkはGoogle検索とは異なるアプローチで情報提供を行い、特にビジネス用途での効率性と信頼性を重視しています。
このように的確に要約してまとめてくれます。
GensparkのようなAI搭載検索エンジンは、続々と出てくるでしょう。そしてGoogleも、やってくるでしょう。
ホームページの作り方は、このようなAI搭載検索エンジンに、どうやって情報を拾ってもらえるかの方に、なっていくかもしれないですね。