クラウド間の転送ソフト「MultCloud」
ホームページ制作をしていると、サーバーにWebサイトデータをアップするのは日常のことです。そして現状のWebサイト他のサーバーに移転することもあり、その場合は一旦Webサイトの全データをダウンロードして、新しいサーバーにアップロードすることもあります。(CMSが入っており、エキスポートとインポートで済む場合もありますが)
そのような場合、クラウドでFTP to FTPで同期またはコピーできるものがあればいいのにと思っていましたが、やっといいものを見つけました。
■クラウド間の転送ソフト「MultCloud」
https://www.multcloud.com/jp/
MultCloudで30以上のクラウドサービス
単なるFTP同士の同期やファイル転送ではなく、こちらのクラウドは30以上のクラウドサービスにも対応しています。
当社で利用しているクラウドストレージサービスにも対応していましたので、そのクラウドストレージとサーバーのFTPとで繋ぎ、ローカルにデータを落とすことなく、クラウド間でファイル転送できるのは便利です。クラウド間の方が転送スピードも速くなりますし、パソコンをシャットダウンしていても、その転送は続きますのでその点も便利です。
(ただし、無料版は転送スピードが遅い)
無料版もある
無料でも利用可能です。
ただし、月に5GBの転送容量までであることと、そして転送スピードが遅いこと、あとは使用できない機能がいくつかあります。無料版ではスケジュールを組んで転送させることもできないため、この場合は普段の作業で利用できるというよりも、お試し版に近いかもしれません。
ただ、有料としても
1200GBまで/年
14,160円年払い
のため、そんなに高くないかもしれません。
そして無制限版もあり、
無期限無制限
74,153円
というものもあります。(記事作成時はキャンペーン中で、60%OFFで29,402円でした )
使えそうなこと
CMSを使用していないWebサイトの夜間や休日の更新には使えそうです。Webサイトによっては深夜0時に公開してくださいとか、土日公開などの場合もあります。
CMSが入っていれば、時限設定で公開させることもできますが、CMSが入っていない場合は、その日時に人が対応するか、もしくはプログラムを記述してその時間に公開させることになります。前者の場合、そのためにスタッフを待機させておくのは、ちょっと今の時代にはそぐわないですよね・・。こんな時に、この「MultCloud」で必要なファイルをスケジュール設定でその時間にアップできれば簡単です。
あとは、サーバー間のデータ引越し、サーバーの定期的なバックアップにも使えるかと思います。
使えなさそうなこと
有料版にしたとしても、スケジュール等のタスクを無制限に作れるわけでは無さそうです。(まだテスト段階なので明確には言えませんが)
なので、お客様ごとに何十ものタスクをつくっておいて、必要な時にだけ、必要なタスクを使うようなことは出来ないかもしれません。
不要になったタスクを削除していくしかないかな。
テストを行ってみます
まだテストで使ってみたばかりですので、もう少し試してみます。新しい発見があれば、またブログで紹介します。