新潟 ホームページ制作「ZANMAI株式会社」ホームページ修正・更新代行サービス「サブスクメンテ」

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CMSをWordPressからa-blog cmsに完全に切り替えた生産性について

今回のブログは「a-blog cms Advent Calendar 2022 」という企画の13日目の記事です。

当社では新規のホームページ制作時に実装するCMSを、2019年から名古屋の会社「アップルップル社」が開発した「a-blog cms」というCMSに完全に切り替えました。
これまでは、ほとんどのWeb制作会社で扱っているものと同じWordPressを実装していました。

あれから3年、a-blog cmsの実装数はあともう少しで100件となります。

ここでは、3年間使ってみた生産性について書かせてもらいます。
(私は今は技術者ではないので専門用語ではなく、分かりやすい言葉で書いていますので「本当はその用語ではないよ」というものがあったらごめんなさい)

制作会社側にとっての生産性UP

生産性を語る前に最初におさえておくこと

もちろん、WordPressからa-blog cmsに切り替える際は、どこをいじれば、どう見た目が変わるのか?どうデータを一覧表示や詳細表示できるのか?すらも手探り状態でした。
アップルップルさんから「a-blog cms」についての本が出ていましたので、まずはそれを読んで構造を理解。
そうすると見えてくるのは、意外にも構造の考え方はシンプルで、一定の法則によって作られています。

まず、デザインを変更するには「テーマ(themes)」というフォルダの中のカスタマイズするテーマのデータを変更します。

例えば、最低限デザイン的にカスタマイズするデータは
・トップページのデータ(_top.html)
・一覧表示するデータ(index.html)
・詳細ページのデータ(_entry.html)
の3つです。

上記をどのカテゴリでも全て共通デザインで使うのであれば、その3つのファイルをカスタマイズすればOKです。

1つのカテゴリ内だけは「詳細ページ」デザイン(本文のデザインというよりも、ヘッダーやフッターのところなどの共通デザイン)を変えたいのであれば、そのカテゴリ名のフォルダを作成して、そこに詳細ページのデータ(_entry.html)をおいて、それをカスタマイズすれば、そのカテゴリだけは反映されます。

ポイントは、どうしても一部のカテゴリ内はデザインを変更したいところがあれば、そこにフォルダ内にカスタマイズしたファイルを用意すれば、それが優先されるということです。

これが基本の考え方。
これを理解しておけば、応用が効きます。

この基本をおさえておきながら、今度はユニットと言われる本文中で使用する部品のデザインを整えます。
あらかじめ最低限必要となる「テキスト」「画像・ファイル」「表・テーブル」「モジュール」などのユニットは用意されていますので、それを使って作れますが、「テキスト」ユニット内でその文章を「見出し大」にしたら、このデザインというものがあれば、対応するCSSを変更してカスタマイズします。

そして、上記にもだんだんと慣れてきたら、オリジナルのユニットとして「よくある質問」を入れやすいユニットとか「リンクボタン」用のユニットとかを作りたくなりますので、ホームページの各内部ページでよく使うようなユニットを作っておきます。

これらのユニットが蓄積されてくると、新しくホームページを作る場合でも過去に作ったユニットをそのまま使えるので、だんだんと生産性が高くなっていきます。

3年経って感じる生産性UP

ホームページの詳細ページの中のブロックパターンのデザインを「オリジナルユニット」で15くらい用意できました。
かつ、それらをブラッシュアップして、1つのオリジナルユニットだけど、画像の位置を変えられるとか応用で効くものに仕上げられたことです。

これが出来てしまえば、どんなホームページのデザインでも、あらかじめ用意してあるユニットを使って構築できます。
もちろん、それぞれのデザインによってCSSでデザインの微調整はしますが、htmlの方はほぼ変更しなくていいので、コーディング時間がとても短縮できます。

かつ、このあらかじめ用意したオリジナルユニットは、デザイナーとも共有かけていますので、新しくホームページをデザインする際に、できるだけ用意してあるオリジナルユニットでデザインするようにしています。

これらのことが、とても生産性をあげてくれています。