IEは2022年6月15日でサポート終了
Microsoftが最初に出したブラウザ、Internet Explorer(通称IE)は、2022年6月15日でサポート終了となります。
(今現在、Microsoftは「Edge」のブラウザを提供しています。)
ホームページを閲覧するのにブラウザは絶対に必要です。
大昔は、ネットスケープナビゲーターというブラウザが主流でしたが、その後にMicrosoftがOSと強く結びつける形でInternet Explorerを出してきて、ブラウザと言えばInternet Explorerとなってきました。
(その後、GoogleがChromeを出して、逆転されます)
正直、Internet Explorerのサポート終了のお知らせを聞いて、ほっとしています。
というのは、行政関連のホームページを制作する場合、対応ブラウザでIEを入れている仕様書があり、これが入っているだけで工数が全然変わってきます。
IEでも、デザインが崩れずに表示するなんて、もう至難の技です。
よっぽど、シンプルなホームページデザインにしておかないと、デザイン崩れの調整で大変な時間がかかってしまいます。
なぜ、行政関連のホームページ制作の仕様書で、IEが対応ブラウザで残っているかというと、行政内で使用しているシステムの閲覧推奨がIEであることが多かったからです。
(今は、もう改良されているんだとは思いますが)
そんなこともあり、行政と言えば「IE」のブラウザで見る、が当たり前になっていました。
今回、6月15日でサポート終了してしまえば、仕様書内で出てくることもないでしょうし、仮に出てきても「それはサポート終了しています」と言えますので、こちらも助かります。
ブラウザのシェア率はどうなのでしょうか?
2022年6月現在の日本国内でのブラウザシェア率は以下のとおりです。
順位 | ブラウザ名・バージョン | シェア率 |
---|---|---|
1位 | Chrome 91.0 | 34.81% |
2位 | Edge 91 | 15.93% |
3位 | Chrome for Android | 14.06% |
4位 | Chrome 90.0 | 6.47% |
5位 | IE 11.0 | 4.58% |
6位 | Safari 14.1 | 4.39% |
7位 | Firefox 89.0 | 4.27% |
8位 | Safari 14.0 | 3.17% |
9位 | 360 Safe Browser 0 | 0.93% |
10位 | Chrome 89.0 | 0.92% |
IE 11.0のシェアは、まだ4.58%ということにビックリです。
世界でのシェア率を調べると1.26%でしたので、いかに日本人はまだIEブラウザでホームページを見ているのかが分かります。
WindowsXPのパソコンを、まだ愛用している人もいるのかな??
Chromeのシェア率はやっぱり高いですね。
バージョン違いも一括りとして計算すると「56.26%」です。
半数以上の人はChromeで見ていることになります。
これは、Googleが「Gmail」や「Gドライブ」などを無料で提供していため、そのアカウントでログインすることを考えると、Googleクロームが便利なんでしょうね。
私はMacなので、Safariを常に使っていますが、ごくたまにSafariでは機能しないホームページがあります。
その場合は、Chromeに変更すると機能します。
ふと、私はなぜSafariを使っているのだろう?
と考えたら、たぶん表示スピードが速いからでしょうね。
前に、Chromeで閲覧していたこともあったのですが、ちょっとモッサリしていた感じがあり、それで今はSafariで見るようになったように思います。
この後も、Googleを超える企業が出てこない限りは、Chromeの独占状態は続くでしょうね。