a-blog cms ver 3.0情報(その2)
前回のスキルブログでもa-blog cms ver 3.0の新機能について紹介しましたが、今回もその続きです。
その前に・・。
ホームページ制作会社の中でもCMS選定で「a-blog cms」を選ぶ会社も増えてきているとは思いますが、それでもほとんどのホームページ制作会社は未だに「WordPress」が多いことでしょう。
ですが、一度「a-blog cms」を実装してみて、構築方法が分かってくると、もうWordPressには戻れないです。
使いづらい。
拡張性があるようですがやがて限界がやってくる。
「WordPress」のバージョンが古いままで、更新が難しくなってきている方は、次のリニューアルでは「a-blog cms」を選ぶことをお勧めします。お客様の方からも「a-blog cms」は更新しやすい、分かりやすい。と好評を得ています。
新機能その1
Radis、Opcache、APCuやファイルキャッシュなどのキャッシュオプションを用意しパフォーマンスを向上
Ver. 2.11 まではデータベースによるページキャッシュのみを提供されていましたが、Ver. 3.0.0 で複数のキャッシュが新しく用意されています。
キャッシュの方法が複数用意されたため、環境に合わせて設定できるようになりました。
■キャッシュの種類
・ページキャッシュ
・テンプレートキャッシュ
・コンフィグキャッシュ
・カスタムフィールドキャッシュ
・一時的なキャッシュ
■キャッシュの方法
・APCuによるキャッシュ
・PHPファイルによるキャッシュ
・ファイルによるキャッシュ
・メモリーによる一時キャッシュ
・Redisによるキャッシュ
インターネット回線スピードが高まっているからといっても、サーバーの処理速度が速くならなかったら、見る側にとっては表示スピードは遅いままです。
それを改善するのがキャッシュと言われる機能です。
CMSを実装すると、ホームページ内で記載されている文章などは、1のファイルに存在されているのではなく、データベースに格納されています。そのために、そのページを開くごとにプログラムが実行されてデータベースからその文章テキストを読み込んで、そしてHTMLに組み立てて表示することになります。
かつ、プログラム実行においても(PHPでの例)
「hogehoge.php」→「コンパイル」→「中間コード」→「プログラム実行」
という過程をふんで実行されるので、毎回コンパイルして中間コードを実行しています。
これが、サーバーで「APC」または「OPcache」を使えると、
■1回目のアクセス
「hogehoge.php」→(「コンパイル」→「中間コード」:中間コードがキャッシュされる)→「プログラム実行」
■2回目のアクセス
「hogehoge.php」→「キャッシュされた中間コード」→「プログラム実行」
となり、PHP実行時のCPU負荷の軽減や、PHPの大幅な高速化を図れます。
このキャッシュ方法を、a-blog cms ver 3.0で使えるようになりました。
サイトの表示スピードもSEOに影響されますので、処理速度の高いサーバー環境を利用して、そしてキャッシュをうまく使うようになれれば、SEOとしても優位に立てるようになります。
これは、ホームページ制作会社にとっても、Webサイトを運用するお客様にとっても、嬉しいことですね。