Googleがローカル検索のアップデートを発表
2021年12月17日、Googleは11月のローカル検索のアップデートを実施していたことを発表しました。
ローカル検索とは、特定の店舗や場所など、「ローカル(場所の・地域の)情報」を検索することです。
Googleは検索した人の位置情報をもとに、店舗の名前や「場所+業種」といったキーワードで検索した場合、そのニーズに合わせた最適な検索結果をGoogleマップと一緒に表示しています。
そのローカル検索がアップデートされました。
特定の店舗や場所ではない一般的なキーワード検索では、そのニーズに関連するホームページが検索結果として表示されます。
それに対して、特定の店舗や場所などを検索するローカル検索になると、そのニーズに関連するホームページではなく、Googleマイビジネス情報が地図と共に表示されます。
どんなアップデートがされたのか?
見た目としては、Google検索におけるマップ表示のレイアウトに変更があり、地図がビジネスの上に表示されるレイアウトだったのが、右側に表示されるように変更されています。
その他としては、以下の修正があったようです。
1.より現在地に近い場所を表示する
2.屋号にキーワードが含まれているかどうかの影響を下げ、より検索意図に合ったビジネスを表示させる
3.現在地周辺のビジネスをより多く表示するため、マップのレイアウトや表示範囲を変更する
4.ビジネス名にキーワードを盛り込んでいるガイドライン違反のビジネスが表示されづらくする
これらを考えると、ローカル検索の重要性が高まってきていると考えられます。
店舗などの情報発信
Googleがローカル検索に力を入れたということは、利用する側が自分の近くにある店舗の情報や位置、そしてその口コミなどを調べたいというニーズが増えているということです。
そうなると、店舗にとってはGoogleマイビジネスの活用は、不可欠になってくるでしょう。
特に飲食店にとっては重要でしょう。
飲食店の場合は、特定のお店を狙って行くということもありますが、移動先で近くにある美味しいお店を探したいというニーズも多いからです。
そして、利用者にとっては近いお店の中でも「ランク」や「口コミ」がとても重要になります。
口コミを書いてもらうためには、できるだけ手軽にしてもらえるような仕組みを整えておく必要があります。
Googleマイビジネスの口コミ投稿用URLをQRコードで作成しておき、店頭に掲示するなどしてユーザーに伝えるようにした方がよいでしょう。
ただし、口コミを書いたら謝礼を渡す。などはガイドラインで禁止されていますので、注意してください。
あとは、口コミへの返信をマメにすることです。
口コミに返信すると、口コミを投稿してくれたユーザーへダイレクトに通知が届きます。返信されることにより、店舗に対するエンゲージメント(好意や愛着心)は高まります。
高評価を投稿したユーザーの場合は、もともと店舗に対して好印象を持っていますので、店舗側の返信対応により、リピーターになってもらえる確率も上がります。
なので、良い口コミも、そうでない口コミも、すべての口コミにマメに返信することが地道ですがリピーターも増えて、そしてMEO的にも有利になってくるでしょう。
これらは、お店の人にとって本当に大変な労力にはなりますが、お金をかけずに効果を出せる方法ですので、やってみることをおすすめします。